DragonForce meets Guitar Hero3 - 1st July 2008 - Club One Two in Tokyo, Japan

そろそろ何か動きがあっても良いのでは!?と思っているところに、舞い込んできた今回のプロモ来日の話。しかし、ファン向けのイベントは7/1のこの1つのみということで、しかも彼らの曲が使われているGuitar Hero3と関連した招待制イベント。これは一体どんなものか!?との期待と、若干の不安と、ドキドキとの、妙な気持ちだった当日。

向かった先・会場はあの高田馬場Club One Two!懐かしさがこみ上げてきました。
そう、ここは、2005年12月に、彼らが初の日本での単独公演を行った場所!
その後発売された3rdアルバムImhuman Rampageで、世界進出を確かなものにしていった彼ら。
あれから早いものでもう3年半・・・!本当に、その間でずいぶんと成長したよな〜 と感慨深いものがありました。

いざ蓋を開けてみると、当日、来ていたのは100名程だったでしょうか。親子連れ・女子高生・OL・会社員、DFファンだけでなく、連れられてきたような人もいます。その多様性がまたDFらしいとニヤリ。
イスの上には、DFのバイオグラフィー・新譜の情報などが記載されたチラシが置かれていました。

そこに書かれている新曲のタイトルたちを見て、かなりビックリ!
だって、「Reasons To Live」 「The Last Journey Home」ですよ!? 考えられますか!? 以前の彼らだったら、まず付けそうにないタイトルではないですか!? ここまで走り続けてキャリアを積み重ねてきたからこそ、ここ3年半のツアーに次ぐツアー、特にアメリカでの成功があったからこそ、今こうして、このようなタイトルの曲を生むに至ったのでは!? その心境たるや、如何なものか!? と同時に、自分が彼らのライブを観てきて感じた成長ぶりが、今回のアルバムに表れているのでは!?これは、かなり期待できるのでは!?と感じました。 (「Strike of Ninja」には、笑うと同時に冷や汗ですが^^;)

レコード会社担当氏の挨拶のあと、8/20日本先行発売のDF 4th Album 「Ultra Beatdown」から試聴!
まずは新譜1曲目・シングル曲でもあるSam作の「Heroes of Our Time」。担当氏も仰っていましたが、これぞDFらしい、確信犯的なタイトルだこと!実際、イントロも実にDFらしいギターメロ・ドラムで、そうそう!これこれ!とニンマリと同時に、今までと明らかに違う「何か」を感じました。途中までしか聴けないのが残念!消化不良になります(苦笑)

次に聴けたのがアルバム2曲目の「The Fire Still Burns」。これもSam作だそう。「何か」が分かった!DFらしさを残しつつも、余計なものをそぎ落としていて、無駄な力が入っていない、加えてより洗練された感があるのです!

3番目に聴けた、アルバムでは5曲目に入っている「The Last Journey Home」(こちらもSam作)で、それは確信に変わりました!この曲はとても衝撃でした!これまでと比べ、ぐっとスローなのですよ!DFらしくないって!?いえいえ、ところがそんなことないのです!ちゃんとDFの曲として力強く響いているのですよ!!アレンジもこれまでにはないようなものが聴かれ、大人になったな〜!!と、彼らの成長ぶりを非常に強く感じました!!今までずっと観てきてよかった!私の直感は間違っていなかった!と、益々、新譜〜今後の彼らの行方が楽しみになりました!

4番目に聴けたのは、アルバム8曲目・本編ラストを飾る「The Warrior Inside」(Vadim/Sam作)でした。ぱっと感じたのが、1stアルバム「Valley of the Damned」収録の「Heart of the Dragon」みたいに明るい曲で、ぱっと視界が広がっていくようなイメージでした。

今回聴けたのは、この4曲・それぞれ途中まででした。 全78分と、長めのアルバムだそうですが、それを聴けるのが待ち遠しいです。

上に書いた事のほかに感じたのは、前のアルバムから期間を置いていることが良い方向に左右し、アルバムがバラエティ豊かになったということです。 
DragonForceの海外でのレコード契約会社は、NoiseRecordsから、どちらかというと、DeathMetal・Loud系列のバンドの多いRoad Runnerに変わったし、ツアーのカップリングを見ても、そういったバンドとのケースが多いここ数年。そして発売されたImhuman Rampageには、デスボイスのコーラスや、ブラストビートが取り入れられていて、そういったよりダークな方向へ進むのか・・・と、個人的には懸念していただけに、今回のUltra Beatdownは、前作よりかなり明るめな方向へ向いていて、にっこり。
アルバムごとに、新しい試みをして進化してきているDF。 これからも我が道を突き進んでいって欲しいし、彼らはそうするでしょう!

と、期待が高まったところで、HermanとSamの登場です!
そういえば、DragonForceが日本でこういったトークイベントを行うのは初めてです!妙に緊張しました!
当の2人も、ただでさえ静かな日本のお客さん・ライブとはまた違ったシチュエーションに、とまどっているというか、やりづらそうにも見えましたが、まぁ相変わらずですね。ボケのSam&突っ込みのHermanとでもいいましょうか、本当に、この2人、良いコンビだと思います(笑)。

Hermanいわく、「新譜の締め切りが5/1だったのに、出来上がったのがこの前の水曜日で、1ヵ月半も遅れた!だから、世界中のレコード会社に嫌われた(笑)」そうですが、「中途半端なものは出したくなかったから、時間がかかった。最終的にアルバムに入っているのは、僕らにあったアイディアのうちの、何分の一かでしかない」のだそうです。 また、「前のアルバムから短い期間で次を出すと、似たものになってしまうから、期間を置いた。・・・といっても、結局同じじゃんというかもしれないけれど(笑)」とも言っていました。

また、今作も今まで同様にThresholdのKarl Groomをエンジニアに向かえ、Herman&Samによるセルフプロデュースだそうで、「自分たちのやりたい音楽を一番わかっているのは自分たちだから、高いお金を払って他の人にプロデュースを依頼はしない」のだそうです。

アルバムタイトルの意味を尋ねると、「やられた!こいつはすごい!と打ちのめされた感じ。聴いた人がそうなるアルバムだよ!」とのこと。ジャケットについては、担当氏がまだ見ていないとかで、さらっと終わってしまい残念!

興味深かったのは、アメリカでの状況についてです。「アメリカのDFのライブには、SUM41のファンみたいな人もいるし、色んな人がいる。それがとてもクールなんだよね」と。なるほど、幅広い層に受け入れられているということですね。実際、アメリカの人って、コンサートにある1つの同ジャンルのバンドが集まるより、色々なジャンルの音楽を聴きたいという傾向が強いようですから、RoadRunnerの戦略大当たり!ということでしょうか。

このトークコーナーは、担当氏の質問に彼ら2人が答えるというものだったのですが、来場者から質問を募集してみても良かったのでは!?とは思いました。

次のコーナーは、本日のメインイベント!? ゲームGuitarHero3で、Herman&Samと対決!という企画でした!やる人、どれだけいるのだろう・・・と思ったら、これがまぁびっくり!大勢の人が手を挙げて、誰にするか迷うほどでした。
Herman&Samが交互に対戦。初めはSamのスコアをみてHermanは、「お前、ライブよりまともに弾いてるじゃないか〜」などとチャカしていたのですが、参加者の皆さんも上手い!なんと2人とも負けることもあり、Hermanは「Samのマネをしたから下手になった〜」とか「パフォーマンスでは僕が一番だ!」などと、取り繕っていました(笑) しまいには女子高生に負けたHerman、「まさにUltra Beatdownをくらった!」そうですよ(笑)

勝った人は、ピックガードに2人のサインを入れたもの+ポラロイド写真がもらえました。負けた人は何もなしだったのですが、Hermanが「写真くらいいいじゃない」と。さすがリーダー。こういうフランクなところが、実にDFらしいし、好きです。

最後にはHerman対Samでやろう!となって、わ〜い!楽しみ!と思ったのもつかの間。「僕らはチームだから対戦はしないんだ。今回、僕らに仕事ばかりさせたコイツが相手だ〜!僕らが勝ったら、ディナーで一番高いものおごってもらうぞ!」と、いきなり対戦相手に指名された担当氏。「さっきやったら、歌入るところまでいけなかった」そうですが、無事にそこまではクリア。が、負けてしまい、「あれ〜ギターやってるんじゃなかったっけ〜?ギターはヘタでも、レコード売るのは上手であって欲しいね!」と、仕返しされていました(笑)

私はこのゲームをやったことがなかったのですが、なかなか面白そうだなと、興味をもてました。
こういった、従来とは一風変わったイベントが実現できたのも、DragonForceというバンドだからこそと思います。

それにしてもThrough the fire and Flamesを5.6回立て続けに聴いたので、「みんな、この曲もううんざりじゃない?iPodから削除しても仕方ないね(笑)」などと言っていたSamでしたが、最後には、とっても大真面目に、新譜についてコメントしており、普段はバカやっていても、さすがはメインコンポーザーらしい発言でしたよ!

今夏は、またしても北米の大きなフェス・MayhemFestに出演の彼ら。どんどんパワーアップしていきますね。
彼らの一番の魅力・生命線はなんといってもライブだと思うので、次の来日・LoudParkで、ぜひその持ち味を存分に発揮して欲しいと思っています。