Review & Tour Diary
I
uhuman Rampage The First Strike, UK tour 26th Jan. - 05th Feb. 2006

1月末から、新作Inhuman Rampageに伴うUKヘッドライナーツアーが全6回(+ ウォームアップショー1回)行われました。日よって少しづつセットリストが異なったのですが、ベストだと思った30日リーズでの公演を中心としたレビューを書きます。(写真は主にロンドン公演より。)

Review / 30th January - Leeds, Metropolitan University

 開場1時間前くらいに会場に到着すると、寒空の下、既に150名程度のファンが並んでいた。大学なのでショーとは関係のない人たちの出入りもあり、建物内から人が出てくるたびに「Yeeeeeeeeaaaaaaaaah!」という歓声が彼らをお出迎えし、ノリの良い人は両手をあげてそれに応えて悠々と階段を降りてきたり、逆にしら〜っとされて別方向へ行かれたり・・・。結局、45分程度開場が押したのだが、ショーの前からファンのテンションは上々だった。

 まだ客入りもまばらな状態で、トップバッターのSabatonという、6人編成のスウェーデンのバンドが登場。ムサすぎない漢メタルとでもいおうか、Primo Victoriaなど3曲くらいをプレイして、さくっと終了。

 お次はEDGUY!ここUKでは、彼らがDragonForceをサポートという形なのだ。
 新作Rocket Rideからの、
Catch the Centuryで幕を開け、MysteriaVain Glory Operaと続く。曲を知っている人が多くは無いのか、盛り上がりは日本よりは劣ると思った。実際MCでも「僕達はEDGUYというドイツのバンドだ!」とか、「EDGUYという名前を覚えてくれよ!」とか、サポートならではの言い回しで、私としてはちょっと可笑しいものを感じるも、ここはUKねぇ、知名度や人気ではDFの方が上なのねぇと実感。
 曲は、人類の歴史を歌っているという
Rocket Ride、そしてSuperheroesと、新譜からのナンバーが続く。正直なところ、新譜はやや退屈感もあったが、やはりライブで聴くと、曲が生きている。CDで聴いている時より印象が良くなった。
 (これ以降のグラスゴー、ニューカッスル、ロンドンの3公演では、Rocket Rideの代わりに
Lavatory Love Machineをプレイ。オーディエンスを左右半分に分けて、交互に掛け合いをさせてイントロにつなげていくという流れは素晴しく、Rocket Rideより良いと思った。)
 「次は君達のために速い曲で・・・でもDFみたいに速くはないけど(笑)」という、これまた笑ってしまう曲フリでプレイしたのはBabylon!
バ・ビ・ロ〜ンっ!と曲にあわせて歌いガッツポーズ!
 「みんな寝ているのかい!?起きろよ!」といって唐突にプレイしたのはIron Maidenの
The Trooper!勿論オーディエンスは熱狂するも、1バースで終わり。お客をひき付けたところで、ここUKにヘッドライナーとして戻ってくるだろうことを告げて、King of Foolsで幕を閉じた。

 それにしてもこの日はステージが狭く、ヴォーカル・トビアスは後ろを振り返ると、すぐそこにドラムキット・・・という状態で、お得意の開脚ジャンプなどをするようなスペースも無く、ちょっと可愛そうなくらいだった。
 しかしさすが長いキャリアがあるバンド、サポートらしからぬ堂々として、完成度の高いステージで、皆で歌って・・・という
ジャーマンメタルの醍醐味を改めて感じさせるショーだった。持ち時間が45分しかないのが残念、フルセットショーが観たいと思った。

 いよいよDragonForce!新譜のジャケをバックに、ステージより一段高くなった向かって右にドラムキットがある。今回は電子ドラムでなく、生ドラムだ!バスドラムにバンド名とInhuman Rampageのロゴがプリントされており、胴体カラーはタム類も全てブルーグリーンで統一。見た目にも美しいセットだ。実際、なぜ今回のツアーでは生ドラムなのかとの問いに、「見た目がクールでしょう!」と。それだけかぃ(笑)!?と切り返すと、「ずっと生ドラムを叩いてきたから、その方が慣れている。電子ドラムはコンパクトだし、組み立てや音作りは楽だけど、まだ1年しか叩いていないから・・・。メーカーはMAPEXで、TAMAより好きだ。」と言っていた。

 ステージ向かって左にはキーボードが2段重ねで置かれ、その両サイドに、丸い電子モニターの様なものがついている。電源を入れると黒い画面に青白い稲妻の様なものが始終動いている。 そして段のセンターが空いているので、あそこに誰か立つと、前3人・後ろ3人と、ぴったり収まるステージセットという具合だ。

 ショーは21時半頃にスタート!「Are You ready?」という、いつもの登場テーマの頭の方が、ほんの少し変わっていたが、Dave, Vadimと出てきて、いざ曲が始まる頃に2人のギタリストが駆け込んできてセンターでイントロを弾くという流れは同じだ。オープニングはMy Spirit Will Go OnFury of the Storm と、立て続けにプレイ。これ以前のマンチェスター、ノッティンガムの2公演では1曲目がStorming the Burning Fieldsだったのだが、My Spirit Will Go Onの方が、プレイも安定しているし、新譜が出て間もない今の段階ではオーディエンスもより曲を知っているので良いと思った。

 そのStorming the Burning Fieldsは、3曲目にプレイ。Fredericがデス声コーラスをするのにびっくり!(マイクにエフェクトはかけておらず、地声だそうだ。)これも前2公演ではなかったのだけれど、あった方が断然曲が良くなると感じた。サポートにしては、大活躍じゃない!?と妙な感じがしたが、後日聞いたところによると、1つ前のノッティンガム公演後に正式メンバーとなることがバンド内で決められたそうで、なるほど話が繋がった。
 
ギターソロの直前でブレイク、何が起こるのかと思うと、中央でHermanとSamがワーミーバーを使ってのノイズ奏法を再現!興味深いけれど、曲の流れが途中で止まってしまうのはどうかと思う。やるのなら、曲中でなく、曲間や、後述のキーボード&ギターソロコーナーでの方が良いのではないかと思う。(ノイズ奏法について、詳しくは雑誌ヤングギター2月号の77ページに掲載されています。)

 サプライズはこれだけではなく、Vadimがショルダーキーボードを使って前に出てくるではないかっ!以前のレポートでそんな事があったら良いなと書いたが、それが実現したので嬉しかった。 誰の発案かと尋ねたところ、色々話しているうちに誰からともなくそんな案が出て、実際ステージ前方でプレイするのは本当にエキサイティングでクールだそうだ。そんなアイディアと実行力のあるDFが大好きですネ。
 (デス声コーラス・ノイズ奏法・ショルダーキーボードと、今のDFのショーの面白いところが満載のこの曲を、
1曲フルでSpecialページにUPしていますので、お楽しみいただければ幸いです)

 4曲目はついにきた!Once In A Lifetime!以前から何度かやると言ってはダメになっていた曲なので、とても嬉しい。イントロの最初にギターでメロディを弾いている部分では、CDよりドラムのアクセントが利いていて、ギターに伸びもあってとっても良かった。サビ前のパートで、HermanとFredericがそれぞれ両サイドのマイクを使い♪March on! 、♪Daylight! と掛け声を入れていた。途中、ZPがHermanのフレッドを押さえてみたりという場面も度々観られた。

 5曲目に入る前に、Samが「並んでいる時、外で騒いでいたでしょう!?」と言う。ありゃりゃ、アレは彼らにも聞こえていたのね(笑)。そしてそれよりも大きな歓声を求めて始まったのは Operation Ground And Pound。この曲でもデス声コーラスやノイズ奏法コーナー、Vadimの前線でのプレイがあった。
 ギターソロ後の、♪For today the everlasting〜と、コーラスを繰り返す前にZPが咳き込んで、
演奏が完全にストップ!Samが横ヤリを入れ、ほどなくしてZPの短いアカペラから何事も無かったかのように演奏が復活。初めてこれを観た時は「え!?」と、真面目に心配したけれど、演出だということが分かって安心、ほぅ。 でもこれはどうなのだろう?演出だと思わなかったら、ZPの評価を下げることにならないかと懸念されなくもない。なぜそうするのかと彼本人に尋ねると、「面白いでしょう?皆がハッとした顔して、もっと注目するしね!」だそうで、至ってあっけらかんとしていた(笑)。その後のショーで、この部分で会場の様子をみていると、確かにそれも一理あると思った。

 そのZPが黒い前開きのシャツに着替え、黒いつば広帽子をかぶり、ガイコツマイクを持ってステージに戻ってきて始まった6曲目はバラード、Trail of Broken Heartsだ。 イントロのHermanのギターに伸びがなく、1音1音が粒のようでこの音作りは私の好みではなかった。逆にSamのソロがきれいでパーフェクトに弾いていたのに感動した。

 メンバー全員がステージを降りて、Vadim一人が戻ってくる。デス声マイクを通してソロをやることを告げ、定位置でバックトラックに乗せて狂ったように鍵盤を叩く。途中からショルダーキーボードで前に出てきて、そこに他の弦楽器の3人も加わり、ギターソロとキーボードソロが交互に繰り返されるのだが、まさに弦楽器隊vsキーボードのバトルのようだ。弾きまくっているVadimを一人残し他の3人は姿を消し、ユニークなメロディで締めくくる。

  キーボードソロの後といえばいつもこれ。8曲目はSoldiers of the Wastelandだ。中間のインスト部で、またもや前に出てくるVadim。ステージ上でDave以外の全員がジャンプしたり、ブラストビート + ツインリードソロのところは皆ステージ最前線でプレイしたりとか、もうスゴイことになっていて、スゴすぎて笑っちゃいます。こういうイッちゃってるところが大好きですネ。

「昔の曲をプレゼントするよ」といってプレイされた9曲目は、Disciples of Babylon!自分でも呆れるほどDFのショーを観ているけれど、この曲を生で聴いたのは数えるほどしかなかったので、とても嬉しかった。静かなSamのソロ + キーボードのハモリが美しく、この曲の良さを再発見した感じだったので、帰ったらCDをじっくり聴きなおそうと思った。
 ただセットリストは流動的で、今回のツアー全体ではDisciples of Babylonでなく、
Black Fireをプレイすることの方が多かった。

 10曲目は「Inhuman Rampageの最初の曲で・・・もう聴いた?ビデオは観た?」とくれば、Through the Fire and Flamesだ!バラードを除く、新譜の曲ではどれもVadimは前に出てきてプレイし、ノイズギターコーナーがある。この曲のノイズコーナーの最後には、テレビゲームでやられてヘロヘロヘロ〜とゲームオーバーになるような、きゅるるるる〜・・・・という音も聴けた。アウトロの、本来歌の無いパートでも歌っていたZP、かなり調子が良いようだ。この曲で本編が終了!

 短いインターバルですぐステージに戻ってくるメンバー。ZPが「ひとつ言いたい事があるんだけど・・・。今夜、僕達はこのステージに立っていて、ここから見るこの景色は、UKでのヘビーメタルの新しい未来だ!今夜は本当に素晴しいよ!どうもありがとう!」というと、会場からは一際大きな歓声があがった。実際、この言葉はUK在住でない私ですら感動し、DFはここUKで着実に大きくなってきているなと感じさせた。

 そしてバンドはHeart of a Dragonをプレイ。イントロではドラムのカウントにあわせてサビのメロディの大合唱!本当にこのバンドは本国のオーディエンスに愛されていると思う。ギタリスト2人が後ろの台から、そろってお得意のえびぞりジャンプをして笑いあってみたりと、バンドも本当にショーを楽しんでいるようだ。

 次の曲の前にメンバー紹介があったが、Samを紹介する時にHermanは逆サイドでビールを飲むマネをしてて笑った。自分の番が済むとSamはすぐにZPを紹介していて、バンド内でのあうんの呼吸は結構しっかりしているように思った。

 「次は古い曲で・・・」というと場内からは「Valley! Valley!」とコール。やっぱりラストはこの曲、Valley of the Damnedだ!いつものようにHermanは2度目のAメロ部では、CDには入っていないフレーズまでやりたい放題、ピロピロきゅい〜んと弾きまくっていた。このプレイはかなり良い。そして!ショーの最後の大きな見せ場は、3人の弦楽器隊にショルダーキーボードを下げたVadimを加えた4人でのクロスプレイだ!もうここまでやるんだから、これはやるだろうと予想したけれど、やっぱりきた〜!アウトロでSamはクルーに肩車されてステージからよりオーディエンスに近いところでプレイ。大歓声の中、曲が、そしてショーが終了!

 カーテンコール後もピックやセットリストをあげたり、最前列の柵の前に下りてきて握手をしていたり・・・。今夜は演奏・サウンド、パフォーマンスも良かったし、バンドとオーディエンスのテンションが相乗効果をもたらして、本当に良いショーだったと思う。

 

UKツアー全体を通して

 ニューアルバムInhuman Rampage に伴う初のツアーということもあり、アルバム8曲中(ボーナス曲除く)、半分の4曲も聴けた事が嬉しい。しかもそれらの曲では、ギターノイズプレイコーナーあり、デス声コーラスあり、さらにはVadimのショルダーキーボードを使ってのステージフロントでのプレイありと、今のDFのショーの面白いところが満載!しかしまだショーでのプレイ回数が少ないこともあるのだろうが、演奏面・パフォーマンス共に、今まで何度もプレイしてきた曲たちより、まだまだ完成度が低いとは思った。

 新加入のFredericが、ステージ上でも他のメンバーと絡むシーンが度々見られた。前任者にはこういうシーンはほとんどなかったので、Fredericの方がこのバンドの雰囲気には合っていると感じた。

 魅せるショー・オーディエンスを楽しませるショーとしての、彼らのエンターテイナーぶりは120%だと思うので、これで、演奏がもう少ししっかりと安定して、ZPがペットボトル以外のアクションをもっと取り入れたら、さらによくなると思う。 
 UKツアー以降、今頃はEDGUYのサポートとしてヨーロッパ各地を回っていることだろうから、そこでしっかりと経験を積んで、次にはどんなショーを観せてくれるのかが楽しみだ。

 

 

Tour Diary & 各公演ごとのコメント

26th January - 出発

 いつものごとく大韓航空利用。昨年アホほどあちこち行ったお陰で、マイレージプログラムで最高ランクの会員資格が貰え、今年は空港ラウンジが使えるので、試しに行ってみた。初体験。アルコールも含め色々な飲み物・食べ物があり、静かだし、ソファーも快適。ビジネスクラスの航空券代が高いのは、こういう所以だな、そこで利益を生んで、エコノミーで消費しているのかななどの考えが頭をよぎった(笑) 
 機内は割と空いていて、
フルフラットエコノミー状態でラクチン。食事の時間以外はほとんど寝ているので、約12時間のフライトが長いとはそれほど感じず、無事ロンドン到着。久しぶりだ〜。

 UKはもう勝手も分かっているので旅もラクチンだし、やっぱり落ち着くな。1泊¥3,000円弱のホステルに荷物を置く。この日は本当は、タイミングよくあったHIMのロンドンでのショーを観るはずでチケットも買ったのに、延期になってしまったのだ、悔しい!
 代わりにミュージカルを観ることにし、劇場街のバーガーキングで腹ごしらえをしていると、BGMでHIMのWicked Game(しかもアコースティック版)がかかるではないかっ!「こんなところでこんな曲がかかるとは、さすがUK・・・」と思うも、悔しさが倍増だ!

 まぁ気持ちを切り替えて、STOMPというミュージカル(?)を観た。簡単にいうと、韓国産ミュージカル「NANTA」のロンドン版。登場人物は8人で清掃員という設定、一切セリフは無く、デッキブラシやホース、ゴミ箱のふた、トイレのスポスポ(名前分からない〜)など色々な掃除用具で、約1時間半に渡り、リズムとメロディを奏でるのはスゴイ!

その後ロンドンアイやビッグベンを眺めつつ、テムズ川沿いを少しお散歩してからホステルに戻り、同室のイギリス人・香港人・イタリア人と少し話してからオヤスミ。 

 

27th January - Manchester, University, Academy2

 8時半のバスでマンチェスターへ。約5時間の道のりなのにセール期間のため、運賃はなんと約200円!逆にホステルからバス乗り場まで行く地下鉄はたった2駅なのに約600円とめちゃ高い!
 マンチェスターでは、宿もライブ会場も以前と同じ所だからラクチン。チェックイン前に、通り道にある
スーパーTESCOでパン、ヨーグルト、デザート、お菓子などをまとめて購入。これで当面の簡単な食料は確保された。なんて安上がりで便利なんだろう(笑)。

 いざ会場に入ろうという時にトラブル発生!チケットは窓口で引き換えるのだが、確保されていないだと!この日はソールドアウトだったので、当日券を買う事も出来ないし・・・ここまで来て見ないで帰れるものか!と、取り合えずバーで最初の1杯のビールを飲んで策を練っていると、ひらめいた!結局、無事入れたから良かったものの、EDGUYは途中からしか見られなくて残念。

 DFのショー、この日の1曲目は、Storming the Burning Fields! モッシュ地帯がすごいことになっていて、メンバーもそれを見てびっくり!私も何度か吹っ飛ばされた(汗)。
 翌日がオフなので、終演後にDFは、近くのクラブで
アフターショーパーティを行う。ファンも普通に入れるけれど、私は不参加。

 

28th January - Off

 この日はショーが無いので、マンチェスターを観光。まず初めにグラナダTV&スタジオに行った。以前日本でもTVで放送されていた「シャーロックホームズの冒険」という番組を作っているTV局。中には入れなかったけれど、自分のマニアック心をちょっと満たした(笑)。ぶらぶらと街中を歩いて、またもバスで次なる公演地へ移動。

 着いた街はノッティンガム。ここに来るのは3回目だし、今回の旅で唯一、夜にイベントごとが無い日なので、部屋でゆっくりしていると、夕食を食べるには遅い時間になってしまったが、ふらふらと外へ出て適当におなかを満たしてからオヤスミ。明日から4連続のショー&移動だ。

 

29th January - Nottingham, Rock City Main Hall

 ノッティンガムといえば、ロビンフッドの街として有名だ。そしてショッピングの街。街の規模に対しては大きい2つのショッピングセンターがある。それらを見てまわっていると、DFが載っている雑誌を見つけたので購入。

 思いのほか寒くないので、ドアオープン1時間前くらいに会場に行ってみる。チケット引換の列がなかなか進まず、やっと入れた時はまたもや既にEDGUYのショーが始まっていて、早くから来ていたのに〜!と悔しい。でも、ヴォーカル・トビアスが紙で作ったロビンフッドの帽子をかぶって出てきたりと、笑えた。

 DFはこの日もStorming〜からスタート。オープニング向けの曲ではあるけれど、まだ慣れていないから、出だしがマズい。ただアイディアは良いと思うので、もっと実際にプレイしなれてから再度、この曲が1曲目に来るショーを観てみたいと思う。
 ベースが聞こえづらい。Samのソロ時のボリュームは前よりUPしたけれど、バッキング時ももう少しあげたら良いのでは?と思う。2階後方で聴いていたからかな?
 ショーが終わって外に出ると、
バッタものTシャツ屋が道路に店開きをしていて、DFってそんなメジャーな存在なの!?ということにびっくり!(EDGUYのTシャツはなかった)

 2年前に、W.A.S.P.のサポートとして立っていたステージに、今はヘッドライナーとして立っていること&最も好きで思い出深い会場の1つでDFが観られたことに感慨深いものを感じつつ、てくてくと歩いて帰り、オヤスミ。

 

30th January - Leeds, Metropolitan University Student Union

 今回の移動はほとんどがバス。乗り場に行くと、DFのTシャツを着た男の人がいた。同じところへ行くらしいな(笑)。またも運賃¥200円で、2時間半のバス旅行をして目指す先はリーズ。この街は初めてなので、楽しみだ。着いてみると、バス乗り場のすぐ脇に露天が集まったマーケットがあり、時間もあったので覗いてみる。知恵の輪みたいになったシルバーリングがあり、面白いので購入するも、一回バラしたら元に戻せなくて参った!ビクトリア調の建物のショッピングアーケードなどもあり、賑やかな街だ。とりあえずぐるっと街の中心部を一回りして、宿に戻る。

 歩き疲れたので、ショーに備えてお風呂に入りマッサージでもして復活しようとするも、お湯の蛇口が閉まらないっ!出しっぱなしだと熱くなってくるので、あれこれと苦心していると、マッサージどころではなかった。閉め方を発見したから事なきを得たけれど、かえって体力消耗したぞ(苦笑)

 タダの市内バスを使い、会場のすぐ前まで行く。内容は上のレポの通り。知り合いがいたのでちらちらと話してから、またもてくてくと歩いて帰り、オヤスミ。

 

31st January - Glasgow, Carling Academy

 バス乗り場に、昨日と同じ男の人がいた。やっぱり同じ行程をたどっているのね、しかもバス内でも私のすぐ後ろの席だった(笑)。バスは街中と街中を結んで走っているので、下車こそしないけれど、色々な街を車窓から見られるのはなかなか楽しい。湖水地方や国立公園など景色の綺麗なところも見られた。北に向かっているので、だんだんと外の景色に霜が降りてきている。それにしても今日の移動は長い、約6時間だ。その上渋滞もあり、到着が予定より30分くらい遅く、18時過ぎになった。

 宿に荷物を置いて、ドアオープン頃に会場に着くと長蛇の列!またもバッタものTシャツ屋がいて、今度はシャツを肩にかついで、並んでいる入場の列に売りに来ていた。またEDGUY途中からかもなとガックリするも、最初から見られてよかった。ここグラスゴーでのショーは、DF・EDGUYとも、リーズ公演と並んで良かった!おっしゃ〜!

 終演後、バーでくつろいでいると、昨年のUKツアーでサポートを務めたMendeedの面々に出くわす。そういえば、彼らはここスコットランド出身だものね。今度は例のバスの男の人がいて、目が合った!2人同時に「あのさ、バスで・・・」と言い出して笑った。やっぱりお互い同じ事を感じていたのね、意気投合して話しているところに、色々な人が加わり、お開きになるまで楽しく過ごし、またまた夜の街をてくてくと20分くらい歩いて帰り、バタンキュ〜。

 

1st February - Newcastle, University, Basement

 この日のバスは9時半発なので、起きてすぐバス乗り場直行!グラスゴーにはホントにショーを観に来ただけ状態だ(笑)なんとまたも例の彼がいた。「あれ?次は行かないハズだったよね?」と聞くと、「そのつもりだったけれど、やっぱり行く。昨夜、宿帰ってから電話してチケット予約した」って。おっしゃ。

 エジンバラの車窓観光をし、ニューキャッスルに14時頃に到着。例の彼とは宿が違うので、またね〜とバイバイするも、この街は初めて来たし地図もないので、街中の看板を頼りに歩いたのだけど、どうやら遠回りをした!でもお陰で色々見られたし、位置関係が把握できたから良しとしよう(苦笑)。

 ショーの前、夕方の17時前後は宿に居る事が多いのだけど、夕食時間帯前のその時間のTVといえば、料理番組!これが結構面白くて、毎日のように見ていた。おかげで、おっと!もう行かなきゃ!と焦るのだけどね(笑)
 そんな訳で時間節約!地下鉄で会場に行くと、例の彼が列の前の方に居て入れてくれたのでラッキー。今ツアーで、ここの会場だけ規模が小さく、500人程度だった。天井も低くて大変そうだ。だけど、
プラソードとダイバーはこれまでの5回で一番多かったかも!?
 ノイズギターコーナーがStorming〜では短縮、Through the Fire〜では
全カット!4連続ショーの4日目、ZPの声が辛そうだった。明日はショーがないのでゆっくり休んで、UKでのラスト公演かつホームタウンのロンドンでは、良いショーをして欲しいと思った。

 日中さまよった甲斐あって迷うことなく、途中のテイクアウト店で買ったハンバーガーを食べつつ、またてくてくと歩いて帰った。地方巡業が終わったぁ〜!残すはあとロンドンでの1公演のみだ!

 

2nd February - Off

 目覚めると、もう外が結構明るい。時計をみると、11時50分!なんと!チェックアウトまであと10分っ!大急ぎで支度をし、街中を散策できるほどの時間もないので、駅へ向かう。今回の移動は、バスだと8時間くらいかかってしまうので、約3時間の電車にしたのだ。インターネットで予約してある切符を自動券売機で引き換え、出発ホームを確認すると、あとは電車が来るのを待つのみ。構内のカフェでコーヒーを飲んでいると、やっと落ち着いてきた。どうやら「地方遠征が終わり、今日はロンドンへ戻るのみ。13時発だから・・・」という気の緩み&疲れからだろうか、目覚ましもかけず、ぐっすり寝ていたらしい。もし、あの時目が覚めなかったら・・・・・・やれやれだ。

 そしてハリーポッターで一躍有名になった、ロンドン・キングスクロス駅に到着。実際に9と3/4番線にカートが入り込んでいる名所(!?)を作ってしまうユーモアさがウケる。
 宿は歩いていける距離なので楽チンだ。ついてみると、部屋は今回の旅中で一番広くて内装も良い。そしてバスタブ付!これがロンドン中心部で
1泊約5,200円だから、とってもお得感あり!

 しかしそうゆっくりはしていられない。今夜は、エリザベス女王も訪れるという、あの有名なロイヤルオペラハウスで、「フィガロの結婚」を観るのだ。劇場最上階・最後部の立ち席なので、チケットは約1,400円と安い。館内のレストランやバーには既に人がたくさんだ。やっぱりメタルのショーとは雰囲気・客層が違うなぁと、多少妙な居心地を感じつつ、テラスからコベントガーデンを眺めて開演時間を待つ。
 初めて観たオペラはそりゃ興味深かった。よくもあぁずっと歌っていられるものだと感心。もっとステージに近いところだともっと歌の迫力があって良いのかもしれない。歌詞がイタリア語で、ステージ上部に英語の字幕が流れるので、2つの言語の勉強にもなるゾ。

 約3時間のショーが終わり部屋に戻ってきたのは23時半頃。遅い夕食をとって、明日に備えてダラダラと過ごしオヤスミ。

 

3rd February - London, Astoria

 さぁ今日はラストショーだ!会場周辺をうろうろ、大英博物館やナショナルギャラリーをみて回る。ミイラやロゼッタ・ストーン、ダ・ビンチの「岩窟の聖母」の前には案の定、人が沢山だ。

 会場斜め向かいのネットカフェで、日本を発って以降、初めてのメールチェック等をする。もぅイヤになる程の量だから、勿論全部は見ないで、メールマガジンの発行や日記の書込み、PRTへのメール送信などをして、約2時間居座っても1ポンド=約200円だから日本より安い!
 入り口脇に金券屋があり、そこでの会話が聞こえてくるのだけれど、今日の
DFショーのチケットを探しているらしい。ソールドアウトだものね!

 私もそわそわしてきたので会場に行ってみると、12時時点では、さすがにまだ誰も並んでいなかったのに、既に20人くらい並んでいるではないかっ!若干の思案のち、並びのスーパーでコールドパスタを買ってから列に加わり、楽器屋のフリーペーパーを敷物にして座り食事にしたのは、15時半頃だった。

 携帯電話の電池切れで、今日一緒に見るはずのT君と連絡がつかない。彼が私のチケットも持っているから、もし会えなかったら・・・早くから並んでても無意味だぞ!と悪い想像が頭をよぎり始めた頃、やってきた。お友達のK君も一緒で、この日が誕生日だそう、おめでとう!
 チケットとお金のやり取りをしていると、後ろのお兄ちゃんが「Are you selling it?」と、T君は
ダフ屋と間違われ、笑った。
さて、入れ替わりに列を離れて行くトコロへ行く時、EDGUYメンバーとすれ違った。「ライブ楽しみにしてるよ!」「おぅいえ〜ありがとう!」 
 ほどなくして列に戻り、T君からのケーキと、前に並んでいるお兄ちゃん(2人ともアリガト!)からもらったビールとで、K君のささやかなお祝いをする。そのケーキ、フォークがなかったので
手づかみで食べたのだけど、崩れないの!きっと砂糖でこんなに固まっているのだろうなと思うほどで、甘党の私はニコニコ。

 早くから並んでいた甲斐あって見事、ちゃんと3人並んで最前列をゲット!
SabatonもEDGUYも、オーディエンスの反応で言えば、ロンドンが一番良かったと思う。しかし残念なことは、EDGUYの演奏が5曲しかなかった事だ!Superheroesから始まり、Mysteria, Lavatory Love Machine, Babylon, King of Foolsで終わり。今夜、同じ建物内で23時から
ゲイパーティーがある為、セットが短いのかと叫びたくなったぞ!

 DFのショー、プレイ面では既に触れたように、リーズ&グラスゴーの方が上だと思ったが、オーディエンスはやっぱりロンドンが最強!コール&レスポンスは素晴しい!女性ダイバーも居てびっくり!ステージに小さなトランポリンがあったのはめちゃくちゃウケだが、それを使ってジャンプをするというより、踏み台にして段に上るという感じだった。ショーの後半のメンバー紹介時に、Fredericが正式メンバーであることを告げるZP。嬉しくもあるが、彼は他にもバンドを持っているし、本来ギタリストだし、長い目で見た時にこの先どうなるか、気になりはする。

 終演後、3人で近くのバーでちょいと一杯飲んでおしゃべりをした。ライブというT君からの誕生日プレゼント、K君はとても楽しかったようで、良かったネ!彼らは地下鉄、私はまたしてもてくてくと歩いて帰るも、すぐお兄ちゃんの誘惑につかまった!だって彼の前を通ると、良い香りがして、あたたかくて・・・そう、ホットドッグスタンドのお兄ちゃんだ(笑) おなかを満たしつつ宿に帰る。ついにUKツアーが終わったあ!オヤスミzzzzzz・・・・・

  

4-5th February - 帰国

 帰りの飛行機は20時過ぎなので、丸1日時間が使える。この日は土曜でマーケットも開いている事だし、カムデンへ。日本でいうなら東京・原宿や、大阪・アメリカ村みたいな、ロック色が強い界隈で、それ系の店などが多くある。レザージャケットが今回の一番のお目当てだったのだけど、良いものがなかった。全体的に、以前よりパンクとゴスが多くなった気がした。私の好みとはちょっと違うものが多くて残念。

 この日は運悪く、空港まで行く地下鉄が運休で、途中からバスに振り替え。駅の張り紙で事前にそれを知り、早めに向かっていたのが良かった。着いたら結局そこそこの時間になっていた。ゲートに行く途中にラウンジがあったので寄ると、一番好きなUKのビールがあったので、ちゃっかり数本をその場で消費&自分のお土産として頂いてきた。

 帰りの便は満席に近く、フルフラットエコノミーにはできなかったけれど、相変わらずスヤスヤ・・・ソウルで乗り換えて、5日夜に成田へ着陸。荷物はリュック1つで機内に預けない私は、着陸約30分後には、地下の電車ホームから家路へ着くのだった。完!

 

旅の数字

UK内での総移動距離: 約 1,650km = 日本縦横断!?新幹線の盛岡〜小倉間とほぼ同じ距離。

支出: 約 \18.3万円 (内訳:航空券 6.8万円 / 交通費 1.5 / 宿 6 / DFチケット 1.5 / その他2.5)

日本国内で同じように、6都市を移動して6公演を観るより、コストは安いかも!?