Tour Diary & review for the shows in Paris, Nowrich, Bristol 14 - 19th June 2004
14 & 15th パリへ、そしてショー
各地のセットリストや画像を見ていたら、思い立ったが吉日、行ってしまったWASPツアーラスト3公演!
管理人の今回のパリのホテルがモンマルトルにある会場のすぐそばだったこともあり、パリ到着その夜にサクレクール寺院観光。
おかげで翌日はその界隈をふらふらするだけだったのだが、そうこうしていると目の前を見慣れた大型バスが通過!お〜っとぉ!DFさん会場入りに出くわした。荷物の搬入をしていたHerman,「おいでおいで」とバスの方へ手招きするので何かな?と思うと、「Watch them.」、荷物の見張りをしてろという訳だ、はいはい了解(笑) さて、その荷物とは彼らの販売用Tシャツ。先月のUKツアーではその都度、見本用のシャツを壁にガムテープで貼っていたのだが、それらがきちんとコルクボードに貼られていてずっと効率&見栄えよくなっていた。 などと観察しつつ無事お役目を務めた X。
会場前で他のファン達と話したり、その辺をふらふらしたり・・・WASPのベーシストと道ですれ違った際に、彼が先にこちらに気づいて声をかけてきたのにはびっくりした(笑)
UKの会場は、どこもきちんと並んで順番に入るのだが、ここパリでは一応並んではいるのだけどかなり適当。1ヶ月ぶりのDF、どんなショーになっているか楽しみだなと思っていると間もなく場内の照明が落ち、いつものSEが流れる中、D,Vがステージに登場。そしてギターコンビが走り込んできてステージセンターでイントロを弾きショーがスタート!Black Fire!! この始まり方は先月のUKツアーと同じだけれど、カッコ良いね。そして今日はステージも広いのだが、動きやサウンドにキレがあって、かなり栄えていた。 オーディエンスの反応も割と良く、バンドと良い相乗効果を生んでいたと思う。
ラストのValley of the Damned では小さな男の子がステージ袖から登場!(WASPのゲストの方の子らしいことが後日判明) その子が不動でメロイックとかするのがかなりウケた。
アウトロが終わり、最後のジャムっているところでSamはその男の子に自分のギターを貸してあげていた。
さすが1ヶ月半に渡るツアー、沢山のショーをこなしてきただけあってか、良い意味でとてもリラックスして&安定感も出てきて良いステージになっているな、来て良かった、と素直に感じた。
16th / in Norwich
朝イチでUKはNorwichへ移動。結局ドーバー海峡縦断にはユーロスターを利用した、でないと時間的に厳しいからだ。
ロンドンを経由して約6時間の旅で着いたあと、まずは会場の場所をチェック。会場に着いた頃ちょうどDFを載せたバンも到着した。 走る車から「へ〜い!」とご機嫌そうなDave。 さて、今夜の宿を決めに行かなきゃ!ところがなかなか見つからず、荷物を持ったままで歩き疲れたし、ショーの時間も気になったから、予算以上でも決めたのだが、ここがまた凄かった!1泊約2万円強!観光・ビジネスホテルというよりリゾートホテル!豪華室内プールつき!入るつもりはなかったが思わず見に行くだけは行った。ギリシャ神殿みたいな柱、そして壁面絵画!悠々と水につかっているおばちゃんたち!思わず写真も撮ってしまった。 このXにとっては豪華な宿・・・会場までそう遠くはないことが自分を納得させる材料だった(苦笑)・・・DFのショーが始まる前にステージにクルーが出てきてマイクを通しオーディエンスに伝える。「アクシデントがあってDFドラマーは肘を負傷してしまったので今夜はドラムトラックを使いプレーする。Are You Ready!?」と!信じられない!さっきは全然そんな感じなかったけど!? だけど本当だった!しかも2曲のみ!バンドは普段と変わらずハイテンションでプレイするが、やはり生のドラムがいい。悔しく&悲しくなったけれど、私以上にそう思っているのはバンドであり、D本人だろう。なのに昼間見た彼の笑顔からはそんな様子は感じられなかった・・・それゆえ、ここは「ある意味貴重なショーだった」と考えを変える事にした。終演後は会場前でまたもうだうだしていたら、そのうち明かりも消えたのだが、その際にふと見上げた空の美しかったこと!星が降るように沢山だ。些細なことだけどすごく感動した。Daveの怪我は全治4〜6週間、7月のスウェーデンには間に合うとの事だったのでひと安心。
17th / in Bristol
さてと、のんびりはしていられない。今日はBristolでの、今ツアーラストのショーだ!Norwich駅につくとちょうどリバプール行きの列車が出るところだったので、急いで乗る。来た道を戻ってロンドン中心部を抜け、地理的に反対側に行く予定・・・ところがどうも来た時と景色が違う。下手にロンドン中心部の駅の名前を覚えているのがいけなかった・・・気がついた。そうこの列車は「リバプール」行き、あのビートルズの、イングランド中西部の港町リバプールの事だ!Xは自分に都合よく「ロンドン・リバプールストリート」行きだと勝手に思い込んでいたのだ!仕方ない、経路変更したおかげで違う景色は見られたけど、余計な出費もした、いたたっ!
そんなこんなあったが無事にBristol到着。またも宿を探さなくては。今日の会場は昨日と違い街の中心部にあるので、とりあえずはそちら方向へむかう。会場裏手の、UKではそれなりの系列のホテルに決めた。フロントのお姉さんが「おいおい、そんなことして平気なの?」と思うほど気前よく室料サービスしてくれた。クレジットカードの請求データ出てるのに、それからマイナスだよ!?「あれ?さっき○○ポンドって言ったけど?」というと、にっこりウィンクして人指しを口にあてて「し〜っ」!未だもってして彼女の有難い値引き行為は謎ではあるが、安いにこしたことはない。おかげでB&Bと大差ない値段で済んだので、先の交通費と差し引きゼロかな?部屋は何も問題なく快適で実にラッキー!
さて、会場へ行こう・・・というも、立体交差のようになっていて会場は見えるのだが、そこまでどうやって行ったら良いのかが分からなくて、初めはちょっと手こずった。が、おかげでその辺りの地理を把握した(苦笑) 既に会場前には数人のファンがいた。先月話したWASPファンの人や、DFのTシャツを着ている人も。と、そんなこんなしていたらSamが向こうからトコトコと歩いてきた。買い物帰りらしい。ミルクを飲んでいたが、そういえばビールと水以外を飲んでいる所を見たのは初めてかもしれない・・・!と、イヤにXを驚かせた(笑) 「電車で来たの?旅はどう?何も問題なかった?」と尋ねられるも、「何も問題ないよ。色んな景色が見られて楽しかったよ!」と。おかげで確かに色んな景色は見たものな、わはは(笑)!
数人のファンに気持ちよく写真やサインなどに応じた後、会場内へ、Xも。まだWASPのサウンドチェックも始まっていなかった。HermanとZPが近くにいたので、「どこのショーが一番良かった?」と尋ねると、マドリッドとパリとの事。うんうん、確かにパリは私も良いと思ったものな!「今使っているドラムトラックはレコーディング時のものなんだけど、そんな色々な作業するのにかなり大変だったよ・・・」とはリーダーのお言葉。でも、今日は昨日よりは多く演奏するとのこと、良かったx2.
そうこうしている間にWASPのサウンドチェックが始まる。Xはステージから斜め後方の席で見学。真剣な表情で音を重ねていくメンバー。Love Machineのコーラスもしっかりやっていた。揃ったところでブラッキーが入り皆で合わる。と、言っても彼はあまり歌わず、ステージを右往左往して色々チェックしつつ指示を出していたり、例のあのガイコツマイクスタンドにてっぺんまで上り調子を確かめたりしていた。
それが済むとDFの番だ。Dr, Bass, Key, G と1人1人の音をPA卓とやりとりして決めたあとは、曲を少しプレイしながら、適宜とめてあれこれ言いながら各楽器のバランスをチェックしていく。と同時にSはよくモニターに足をかけ安定を確かめている。そんな様子を眺めているシンガー. そして彼も加わりセットリストの後ろの曲から順番に少しづつプレイして終了!こうやって音が作られていく過程はショーとはまた違った楽しさがあり、バンドの演奏や楽曲への興味もさらに深まるというものだ。さて、この間WASPの面々はDFの様子をみていたり、ビュッフェ形式で色々と用意されている食事をとったりしていた。DFの面々もショーを前に腹ごしらえ。Xはやっとあいたバーカウンターでビール購入。入り口脇では物販の準備も整ってきていた。
ほどなくしてオープンすると、Xもステージ前へ。たいてい左右どちらかの端の方だ。さすがにド真ん中はなんだか行けない(苦笑) この日は4曲プレイした。なんだか軽く感じられるのは、やはり低音部のパワーが足りない為だろうか。その割にはよくやったと思うけど。ドラムの重要さを改めてつくづくと感じた。 それにしてもこのショーでツアーも終わりだ・・・すると色々なことが思い出されて、こみ上げてくるものがあった・・・・・・。
WASPのショーは少し下がって観た。すっかりセットリストや曲を覚えたなと自分に感心(笑) 最後だし自分の好きに楽しみたいのに、近くの人が話しかけてきてちょっと参ったぞ。 今回のショーの一番の見所は何と言ってもブラックライトに照らし出されたブラッキーが、ガイコツのように怪しく、不気味に浮かびあがるシーンだろう!何度観ても圧巻だ。ショーに関して、Xは演奏も勿論だが、観せるショーが好きだから、こういう演出は大歓迎だ。 それにしてもファン層が広いこと!日本とはかなり違うなとつくづく思った。
さて、終演後は近くの人たちで話をしていた。物販コーナーではDFメンバー数人がいてサインなどをしていた。「そういえばX、あなたたちのサインって1つもないのよね・・・」と何気に呟いたのが聞こえたHerman、「えっ!?ホント!?」とビックリしつつ、近くに居た他のメンバーにまでご丁寧にそれを伝えて、Sonic Firestormのブックレットや告知用ポストカードにサインしたものを頂いた。ありがとう。X「そういえば、日本盤のブックレット、9曲目にも8曲目と間違えて書いてあったよ」と言うと、既にご存知で、「1 2 3 4 5 6 7 8 and 8 !!」 と数えて笑っていたHermanだった。
1ヶ月半、一緒にツアーをしたWASPとDFの、今夜がそのラストだ。両バンドのメンバーが談笑したり抱き合ったりしているシーンも見られた。 メンバーはじめ、クルーも自分の仕事が終わるとかなりリラックスした様子だった(WASPはその後ギリシャでのショーがあったので、彼らのクルーは結構疲れた様子だったけれど)。 Xも名残惜しいと同時に達成感みたいなものを感じた。結局、ツアーの最初と最後の部分、計9公演を観た訳だ。そんな気持ちもあったのか、ビールの美味しかったこと!! 結構飲んだぞ〜。スタウトを飲んでいたらSam「よくそんなの飲めるねぇ!」と。嫌いだそうだ。
そんな他愛もない事から今度のツアーの事を話している間にも、ステージ上の片付けは着々と進んでいる。パーティーもお開きになって外に出るとファンの方が結構な数いてビックリした。 その中には、60歳は超えているだろうWASPファンのミセスもいらっしゃって、Samも彼女のことを知っていて、「彼女は○○(イングランド中部)から来てるんだよ」と。何ぃ〜!?それって結構な距離あるじゃない!と、ますますビックリと同時に感動した。気合入ってるなぁ!めちゃめちゃCoolだぞ!!
WASPを乗せたツアーバス、そしてDFを乗せロンドンへと帰っていくバンの後ろ姿を遠くに眺めながらホテルへと戻るXだった。18 & 19th / ブリストル観光のあと帰国の途へ
清々しい朝だ。ホテルで荷物を預かってもらい、街中の散策に出る。割と賑やかな街で、ハードロックカフェも発見。しかしまだ営業時間前だったので、また後で寄る事にしよう。ひと通りぐるっと回って、コンビニのような店でビールを買いだめ。日本に持って帰るのだ。調子よくカゴに缶を入れていたのは良いが、ふと気づいた。そんなに入るスペースがカバンにあるか?という事で12本にしておいた。ビニール袋を2重にしてくれても、1枚はホテルに着くまでに破けて焦ったぞ。ロビーであれこれ苦労してそれらをしまっていると、「How many cans?」と傍らにいたミセスに笑いを提供した(笑)。 なんとか押し込んだは良いものの、「うっ!重っ!これでヒースローまで電車移動かぁ。しんどいなぁ!」 500mlが12本だから6kgは重くなっているわけだ!少し後悔した(苦笑)。
遂にツアーが終わってしまった・・・Daveの怪我は本当に残念だが、ショー自体がキャンセルにならなかっただけマシかな・・・今回の旅はいやに短く感じたが、私の中では良い終わり方をすることが出来た。DF&WASP、両バンドのクルー、Dyecrest、会場の方、お話できたすべての方(中には度々お会いした方もいた^^:)、本当にどうもありがとう。